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精液検査の結果の見方

■ 受精に適した状態かがわかる精液検査

精液検査を受けることにより精液と精液中の精子がどのような状態かを知ることができます。
検査結果は基準値(→精液検査の基準値)に照らし合わせ健康かどうかを判定します。異常な状態と判断された場合、たいていは「造精機能障害」と呼ばれるおもに以下の症状が示されます。

■ 異常と判断された場合のおもな症状

A.精子無力症

症状の中でも多いのが精子の運動率が低い精子無力症です。精子は自力で卵子まで移動して受精するため運動機能が重要です。これは複数の精子の直線移動距離と曲線移動距離の平均で計測します。卵子に対しまっすぐに進まない精子や速度が遅い精子が多い場合は運動率が低い状態と判断されます。卵子にたどり着くことのできない精子が多いということはつまり妊娠のしにくさに結びつきます。さらに重度の精子無力症は精子不動症と呼ばれます。

B.乏精子症

乏精子症はそもそも精液中に精子の数が少ないという状態です。これも卵子にたどり着く精子の数が少ないわけですから妊娠の確率を低下させてしまいます。

C.奇形精子症

精子にも奇形が存在します。この奇形が精液中に多くを占める状態が奇形精子症です。頭部に異常のある精子は非常に受精しにくいとされます。正常な精子は最低でも4%以上が必要とされています。

D.無精子症

精液中に精子が一匹もいない状態を無精子症と呼びます。精巣内で精子を一切つくることができない場合は残念ながら妊娠は無理ですが、精巣や精巣上体から一匹でも精子を捕まえることができれば妊娠できる可能性があります。
→無精子症について

他にも精液量が少ない、精液中の精子の大部分が死んでいるなど、男性不妊症のほとんどがこの「造精機能障害」といわれています。先天的な問題や病気の際の高熱などが原因として挙げられますが、たとえ造精機能に問題があっても精子を一切つくることができない場合を除けば妊娠することは可能です。